先日、赤ちゃんを出産しました。
母子ともに何もなかったわけではありません。
- 私の突然の重症高血圧
- 低出生体重の赤ちゃん誕生
といった、ハイリスク分娩でした。
しかも、小さいのに吸引分娩になりました。
産後も、
- 会陰切開部の血腫
- 腰痛
- 坐骨神経痛
がありました。
赤ちゃんの入院もあり、精神的にも辛かったです。
現在は、赤ちゃんと生活を共にできており、幸せを感じています。
私は5年半、産婦人科で助産師として勤務した経歴があります。
まさか自分が、
- 高血圧の管理(私が産婦に関わる中で苦手)
- 分娩遷延(お産が通常より長引くこと)
- 吸引分娩
になるとは思ってませんでした。
産まれる前から、赤ちゃんは小さめとは、医師に言われてました。
医師が大きく見積もった推定体重を出してたため、通常よりも少しだけ小さめなのかと思っていました。
血圧も110-120/60-70で、安定していたので心配してませんでした。
妊娠後期は夜に寝付けないことが多く、昼夜逆転してました。
臨月のある晩、なかなか寝付けず、目の奥が痛いと思い、血圧を計りました。
すると、160/110を超える血圧を記録しました。
30分様子を見たところ、210/100になってました(本当は、160/110超えたら病院にすぐ連絡すべきでした。深夜だったので連絡をためらってました)。
病院に連絡すると、あれよあれよという間に、入院、降圧剤の点滴、血液検査、レントゲン、心電図と帝王切開の準備が進められました。
幸い、血液データも悪くなく(肝機能や腎機能が悪かったら帝王切開)、血圧も140/110に落ち着いてきたため、帝王切開は見送られました。
その後、陣痛促進剤を投与して、分娩を進めていきました。
血圧を上げないために、無痛分娩をしながら2日後に出産となりました。
予期せぬ選択となった無痛(麻酔)は、こんなにありがたいものなのかと知ることができました。
赤ちゃんは案の定、低出生体重児で、NICUに入院となりました。
妊娠高血圧症候群は、胎盤因子であり、胎盤の血流が悪いために血圧が上がり、赤ちゃんが小さくなる傾向があります。
全てがつながった気がしました。
出産は母子に何かある可能性もあると、大きな病院を選択して良かったです。
こうなるかもしれないと、思ってたのかもしれません。
赤ちゃんと触れ合えたのは、ごくわずかでした。
おっぱいをあげることができずに離ればなれになってしまい、悲しい思いもしました。
NICUで初めておっぱいをあげられた感動や、赤ちゃんが退院できた喜びは、忘れることはできません。
夜泣きや寝付かないことなど、可愛いものです。
私の手元に帰ってきた我が子を、大切に育てていきたいです。