看護師みいは楽に稼ぐことにした

夜勤なし、残業なし、飲み会なしで楽に働く

慣れない臨床の助産師を辞めたら幸せを感じた【キャリアを手放してもいい】

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私は看護師免許のほかに、助産師免許を持ってます。

産婦人科で計5年半働いてきたので、知識はそれなりにあります。

ですが、自信を持って「助産師です」と言うのは、気が引けます。

最初に勤めた総合病院は、混合病棟でした。

産科経験もありますが、

  • 婦人科対応
  • がん患者対応
  • 高齢者対応

の割合が大きいです。

次に勤めたのは、産科クリニックでした。

お産が多いところではなかったので、産科の経験を積めたかと言われると、自信はありません。

総合病院でも、産科クリニックでも、続ければ成長できたかもしれません。

ですが、当時の私は、いっぱいいっぱいでした。

考えながら動くことが苦手でした。

産前、産後の看護はできますが、分娩に関わることが、いつまで経っても慣れませんでした。

怖い思いを何度もしました。

助産師は、分娩介助、保健指導ができる一方、刑法に罰せられる可能性がある仕事です。

責任が大きいです。

年齢以上に、背負っていたものが大きかったと感じます。

 

助産師を目指す人は、勉強を頑張ったり、お金を貯めて助産師学校に進学したりする真面目な人が、多かったです。

私は座学が得意でした。

大学内の助産師専攻の選考試験に合格し、看護師資格と助産師資格を同時に取ることができました。

学費も親に払ってもらっていました。

勉強にもお金にも、困ったことがなかったのかもしれません。

資格をストレートに取得したので、経歴に嫉妬する同級生や同僚もいたと思います。

助産師になった直後は、

  • 本当になりたかったのか
  • なってしまっただけなのか
  • 志は他の人より低かったのだろうか

と思ったりしました。

助産師になってしばらく経つと、

  • 先輩に指導されたら落ち込んで這い上がれない
  • 技術を向上しようと思えない
  • 学会に参加してまで新しい知識をアップデートしようと思えない

と、目標がありませんでした。

患者さんには失礼だったと思います。

しかし、健全な精神状態を保てませんでした。

過労や興味の薄れていくことが要因でした。

そんなとき、自分を振り返りました。

  • 1年前と変わっているだろうか
  • 成長しているだろうか

同僚には成長してるように見えても、私は業務に慣れただけだと思いました。

助産師として臨床で働き続けなければいけないと決めているのは自分だと気づきました。

変わらない毎日にも嫌気がさしてました。

いっそのこと、キャリアを捨てて自分らしく生きたいと思いました。

退職してからは、

  • 海外旅行に行けたこと
  • 朝早く起きなくて良いこと
  • 時間の流れがゆっくりなこと
  • 5年ぶりに四季を感じられたこと
  • 用事を忘れることがなくなったこと

など、こんなことでも幸せを感じられるんだ、と思うことが多くなりました。

夜勤の前にソワソワして寝れなかったり、一日中嫌な気持ちでため息がとまらなかったりすることから離れられて、本当に良かったです。

自分のために生きている心地がしました。

友人と会話をしてて気づいたことがあります。

私が助産師であることを知っているからか、適齢期だからか、妊活相談を受けることが多くなりました。

なぜだか、私はスラスラと知識が出てくるのです。

もう興味の薄れていた産科でしたが、私の知識は定着していており、人に伝えることができるレベルだったと気づきました。

不妊カウンセラーではありませんが、人の話を聞き、妊活のアドバイスをできることや相談されることが、私の強みだと思いました。

本を読んで、自主的に知識をアップデートするようになりました。

分娩介助が苦手でも、こういった分野で活躍できる可能性を感じました。

できないことを頑張るよりも、できることを伸ばすことが良い、と言われたことがあります。

その通りかもしれません。

嫌な思いや辛い経験をしても、私は産婦人科領域には、興味があるのだと思います。

自分が壊れずに、人の役に立つ仕事ができれば理想ですが、現在妊娠中の私は、夢を語るのみです。

まず、私が出産体験をして、どのように心境の変化が出てくるか、楽しみです。

もしかしたら、「助産師になりたい」と思うかもしれません。

自信を持って「助産師です」と言える日が、来るかもしれません。

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